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蒼天年表 2010/12/6(月)
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蒼天の拳の年表をこしらえてみました。

やっぱりというかなんというか、こうやってじっくり考察すると、けっこう年齢とかに無理が出てきますなあ。漫画家の方ってキャラ作るときにタイムテーブル作ったりしはらないんですかね?

赤文字が重要事件、青文字が史実となってます。




古代〜近世

西暦 出来事
185年 シュケン生誕 ※1
207年 シュケン、ヤーマと出会う。西斗月拳の修行開始
209年 シュケン、西斗月拳の高弟達を抹殺 ※2
210年 ヤーマ、ヤサカの祖先となる子を産む
ヤーマ、赤子を守り自決
シュケン、北斗神拳を創始 ※3
212年

天下三分の形勢がほぼ定る。

213年 北斗神拳、三国に分派。孫家拳、曹家拳、劉家拳が作られ ※4
220年 曹操死去。後を継いだ曹丕が魏を建国。後漢滅びる。
221年 劉備、蜀を建国
222年 孫権、呉を建国
223年 劉備死去
252年 孫権死去


804年 空海、遣唐船にて中国へと渡る
805年 空海、恵果和尚の弟子に
806年 空海、遣唐船にて日本へと帰国
北斗神拳の三兄弟、空海と共に日本へ
北斗神拳が日本に伝来


1582年 織田信長、本能寺にて討ち死に。北斗神拳伝承者に天帰掌で送られる

※1- シュケンが西斗月拳の修行を終えたときを25歳くらいと仮定しての推測
※2- 狼の話によると、西斗月拳の悲劇が起こったのは漢王朝末期との事なので、後漢が滅びる220年までに起こらなくてはならない。
※3- この頃はまだ魏呉蜀の三国時代(220年〜)ではないが、「三国志の時代」ではあるので、「北斗神拳が作られたのは三国志の時代」という説明とは矛盾はしていない。三国時代に北斗神拳が生まれたとすると、220年に曹操が死去しているので、信長時代の伝承者が言っていた「北斗神拳の伝承者は劉備、孫権、曹操を守護していた」という説明と矛盾が起こる。
(ちなみにこの時の孫権が"孫堅(156〜192)"になっているのは誤植だと思われる)
※4- ※3の通り、曹操が生きている内に北斗三家拳が出来ていなければならないので、分派するのは220年以前である必要がある。加えて天下三分の形勢が定まるのが212年なので、大凡その間に作られたものではないかと思われる。





近代〜1925年

西暦 出来事
1837年 劉玄信、生誕
1875年 霞鉄心、生誕
1878年 月英(美福庵主)、生誕
1880年 杜天風、生誕 ※5
魏瑞鷹、生誕
1890年 羅虎城、生誕
1900年 劉宗武、生誕 ※6
夏文麗、生誕
 ※6
義和団の乱が起こる
1902年 章烈山、生誕 ※7
1904年 劉宗武、杜天風に父を殺される ※8
1905年 日本、日露戦争に勝利し満州国を手に入れる
1906年 魏瑞鷹、劉家門を出て 極十字聖拳を創始
劉宗武、劉玄信の弟子に
シャルル・ド・ギーズ、生誕
1907年 霞鉄心、李散を破る
霞鉄心、天授の儀の為に寧波へ。月英と恋仲になるも別離
霞鉄心、日本へと帰国。嫁を娶る
月英が鉄心の子供を宿している事が発覚
1908年 霞拳志郎、生誕。胡潤の手によって日本へと送られる ※9
胡潤、泰聖院の近くに染井吉野の桜を植える
潘光琳、生誕 
※10
芒狂雲、生誕
 ※10
愛新覚羅溥儀が清朝の皇帝に即位
1909年 月英、劉玄信の命により出家。美福庵主となる
1910年 張太炎、生誕
ヤサカ、生誕
楊美玉、生誕
1911年 彪白鳳、生誕 ※11
1912年 1月1日、中華民国成立。孫文が臨時大総統に就任
溥儀が退位し袁世凱が第二代臨時大総統に就任。清朝滅亡
流飛燕、生誕
 ※12
潘玉玲、生誕 
※13
1914年 魏瑞鷹、霞鉄心と対決 ※14
第一次世界大戦勃発
1915年 劉宗武、魏瑞鷹に戦いを挑む
1916年 太炎が章大厳の実子ではない事がばれる
1917年 魏瑞鷹、彪白鳳と流飛燕を弟子に
1919年 五四運動が始まる
孫文、中国国民党を結成
1921年 陳独秀、毛沢東らにより中国共産党結成
1922年 劉玄信、炎に焼かれ自決。劉宗武、北斗劉家拳の伝承者に
1923年 夏文麗、宗武との間に子供(阿光)を授かるも死産
1924年 国民党と共産党の間に協力関係が結ばれる(第一次国共合作)
1925年 孫文死去

※5- 享年58歳から逆算
※6- 胡潤の台詞によると、霞鉄心が寧波に来たときにはすでに劉宗武は北斗劉家拳を学び始めていたらしいので、拳志郎より10近くは年上にならないとおかしい。同じくらいの年である夏文麗も同様。
※7- 大厳に片目を潰された時の二人の年齢差から、烈山はおよそ太炎の8歳くらい年上ではないかと推測。
※8- この時の杜天風は既に50歳は超えていそうな風体であるが、辻褄を合わせて考えると24歳前後という事になってしまう。まあ劉宗武の年齢を引き下げたところで30代が限度なので、フケ顔だったという事で片付けておく。
※9- この年に生まれたとすると、第一話時点での拳志郎は27歳ということになる。30代を意識して描かれているらしいが、辻褄を合わせるならこのくらいが限界。
※10- 同い年くらいだろうと勝手な推測
※11- 見た目ではどう見ても拳志郎より年上に見えるが、瑞鷹が彼を弟子にしたのが鉄心との決闘後であるとするなら、※14の理由により、年下という事にせざるを得ない。
※12- 幼い頃の年齢差を見る限り、一歳年下くらいが妥当だと思われる。
※13- 幼い頃のカニを喰う喰わないのシーンからみて、潘光琳とはだいたい5歳差くらいだと思われる。拳志郎と出合ったときで18歳ということになるので妥当かと。
※14- 寧波にいるときの若き鉄心から、魏瑞鷹と対決しているときの白髪鉄心になるまでは、普通に考えれば20年は経過していないとおかしい。しかしそれではいろいろなキャラの年齢が無茶苦茶になってしまうので、7年後という事でギリギリ手を打った。月英と別れたショックで老けたという事にしておく。




1926〜1934年

西暦 出来事
1926年 夏文麗、宗武に乳房を抉り取られる
劉宗武、ドイツへ
蒋介石、孫文亡き後の国民党を掌握
1927年 霞羅門、生誕
蒋介石率いる国民党軍、南京の外国領事館を襲撃(南京事件)
1928年 張作霖が爆殺される
1929年 拳志郎、西域の砂漠にて月氏族の墓を訪問
ジュウケイ、生誕
1930年 拳志郎、潘玉玲に命を救われる ※15
拳志郎、青弊の客人扱いに
拳志郎、金克栄に勝負をふっかける
張太炎、拳仙・李散から無影脚を直伝される
エリカ・アレント、生誕
魏瑞鷹、死去
1931年 満州事変勃発
1932年 第一次上海事変が起こる
満州国建国。愛新覚羅溥儀が執政となる
張作霖の正規軍が日本軍に追われ、王欖把の馬賊となる
羅虎城、関東軍に反旗を翻す
潘光琳、大六股党との会合の場に爆弾を投げ込まれる
北大路親子、拳志郎に救われる。陳永祥顔面負傷
翁洪元、拳志郎に暗殺される 
※16
拳志郎、紅華会を壊滅させ、上海を去る
1933年 日本、国際連盟を脱退
霊王、秘孔変位を修得。師父を殺害
 ※17
霊王、魏教父を暗殺
宇占海、大川奉作の一人息子を殺害
1934年 ユダヤ人移住計画の論文が発表される
愛新覚羅溥儀、満州国皇帝に即位
劉宗武、ヒトラーの暗殺を謀るも中止
 ※18
ジタンダール、紅華会に暗殺される
ジャン・カルネ、新たなフランス租界巡査総長に就任
潘光琳、紅華会に捕らえられる
上海で抗日運動が激化し、"義挙"と呼ばれる爆弾闘争が頻発
霊王、潘玉玲の記憶を奪う ※19
霊王、潘玉玲を王欖把の馬賊に預ける
紅華会、上海を手中に収める
梨花、結婚式の最中に張太炎に拐われる
女優・林燐夕が自殺

※15- 潘光琳らとの強い絆が生まれるには2〜3年は必要ではないかと推測
※16- 翁洪元が殺されたときには魏教父は生きていたのに、霊王は"翁洪元の依頼を受けて"魏教父を暗殺している。この矛盾を解くには、「翁洪元は霊王に魏教父暗殺を依頼したが、霊王がそれを果たすまえに翁は死亡した。しかし書状によって約束は生きていたため、霊王は翁が死んだ後に魏教父を暗殺し、約束どおり玉玲を許婚に貰った」と考えるしかないだろう。
※17- 霊王は秘孔変位修得後に拳志郎を追って東京へ行こうとしていたので、拳志郎が上海を去った後の三年間のどこかということになる。35年にはギーズがフランス軍でバリバリ働いている事を考えると、早い時期である可能性が高い。
※18- ヒトラー内閣が発足するのが1933年なので、暗殺未遂はその後の可能性が高い
※19- 霊王が死ぬ一年前の出来事で、潘光琳が捕われたのもこの直前であるらしい。紅華会時代は実質1年くらいということになる。





1935〜1936年

西暦 出来事
1935年 4月6日、愛新覚羅溥儀が軍艦比叡にて初来日
李永健、拳志郎と再会
溥儀、拳志郎に暗殺されかけるも、漢を見せることで助けられる
金克栄、拳志郎に敗北
李永健死亡
拳志郎、再び上海に上陸
拳志郎、葉と再会
拳志郎、ゴランと対決
ゴラン&黄西飛死亡
楊美玉、拳志郎と再会
拳志郎、霊王(芒狂雲)と最初の対決。双方右腕の骨を折る
呉東来死亡
潘光琳を救出。青弊復活
拳志郎、霊王と対決。勝利
霊王、死亡

ジャン・カルネ死亡
田学芳、溺死
9月15日、ドイツでニュルンベルク法が制定される

ソフィー、恋人ペーターを殺され記憶喪失に
張太炎、上海入り
ソフィー、記憶を取り戻すも、直後に爆殺される ※20
拳志郎、張太炎と最初の対決
1936年 王欖把、日本軍の爆撃によって死亡
李秀宝、章元帥に救援を求める
章烈山、上海に馬賊を送り込む
李秀宝、上海入り
拳志郎、通師の「拳崎志郎」として李秀宝に接近
拳志郎、紅華会のペストノミ作戦を阻止
拳志郎、張太炎と対決
イタチの陳、紅華会二番頭昇格。直後溺死
紅華会壊滅
章烈山、上海へ
李秀宝、大川奉作と面会。日本軍への帰順を交渉
潘光琳、章烈山の刺客に銃撃される
潘玉玲、失っていた記憶を取り戻す。拳志郎と再会
潘光琳、奇跡の生還
蒋介石、松井石根大将と会談
張太炎、章大厳を倒して北斗曹家拳伝承者に
エリカ、モスクワで母を殺される。流飛燕と共にハルピンへ出発。
羅虎城、上海へ
拳志郎、章烈山に勝利。章烈山、改心する

羅虎城死亡
国民党の幹部達が、閻王に羅虎城殺害の報復を決定
 ※21
陳立夫、閻王への刺客として流飛燕を動かすよう李集雲に要請。
潘玉玲、正式に青弊の御大に就任
蒋介石、西安で監禁される(西安事件)
ハンス・ゼークト死亡

※20- ギーズが拳志郎のソフィーを紹介するとき「この9月にニュルンベルク法が〜」と言っているので、この時点で1935年の10〜12月頃である事が解る。法成立後のソフィーたちの境遇を考えると、12月くらいが自然か。
※21- 1936年との記述あり





1937〜1938年

西暦 出来事
1937年 流飛燕とエリカ、ハルピンへと到着 ※22
拳志郎、彪白鳳と対決
流飛燕とエリカ、上海へ
シャルル・ド・ギーズ、流飛燕に闘いを挑まれ死亡
彪白鳳、ナチスに狙撃され死亡
盧溝橋事件を機に日中戦争が始まる
8月9日、虹橋飛行場で日本海軍陸戦隊の将校が殺される
8月13日、第二次上海事変始まる
8月14日、中国機が上海租界に二発の爆弾を落とす

拳志郎と流飛燕が対決。拳志郎勝利
国民党と共産党が再び協力関係を結ぶ(第二次国共合作)
ヤサカ、国民党の列車を襲い軍資金を百姓に配る 
※23
ヤサカ、国民党に捕らえられる
劉宗武、上海へと帰還
潘玉玲、日本へ。霞鉄心のもとを訪ねる
鮫島義山、宗武に暗殺される
拳志郎、墓地にて宗武と対決。痛み分けに
杜天風、上海入り
杜天風、国民党からヤサカを買い取る
ヘッケラー、宗武の暗殺に失敗し殺される
劉宗武、ヤサカに不意打ちを喰らう
潘玉玲、上海へと戻る
日本軍、南京を陥落させる
1938年 流飛燕、ヤサカに捕えられる
国民党の戦闘機が潘光琳邸を爆撃
流飛燕、ヤサカに敗北
拳志郎、ヤサカと対決。国民党の邪魔が入り中断
流飛燕、死去
杜天風の武装輸送船に魚雷が撃ち込まれる
杜天風、感電死&溺死
劉宗武、泰聖院へ
拳志郎、泰聖院へ
劉宗武、剃髪
ヤサカ、劉宗武に戦いを仕掛けるも、退く
拳志郎、劉宗武や胡潤らと共に花見を開く
 ※24
拳志郎、劉宗武との天授の儀に臨む。拳志郎勝利
拳志郎、鎮魂の塔から北斗と西斗の真実と、己の母を知る
ヤサカ、拳志郎に敗北。勾玉に眠るヤーマから真実を知らされる
拳志郎、ヤサカと共に上海へと帰還


197X年 ケンシロウ誕生

※22- 蒋介石らが閻王抹殺のための会合を開いたのが1936年で、実際に拳志郎と流飛燕が戦うのは1937年の8月14日。かなり長期間になるので、流飛燕が中国に着いたのがその会合から半年後くらいという事にした。
※23- ヤサカの起こした事件の大きさを考えると、投獄から死刑までそれほど時間がかかるとは思えないので、わりと最近の事件ではないかと推測される。
※24- 桜の花が咲いている事から、四月前後であると推測される。劉宗武の帰還から杜天風とのいざこざがおよそ8ヶ月間ということになるので、妥当な線ではないかと。




おまけ

この年表を基にした、第一話時点での主要キャラの年齢一覧

拳志郎  27歳
芒狂雲  27歳
ギーズ  29歳
張太炎  25歳
劉宗武  35歳
章烈山  33歳
流飛燕  23歳
彪白鳳  24歳
ヤサカ  25歳
潘光琳  27歳
潘玉玲  23歳
楊美玉  25歳
夏文麗  35歳
霞鉄心  60歳
月英   58歳
羅虎城  45歳
杜天風  55歳
霞羅門  8歳
ジュウケイ  6歳
エリカ  5歳
劉玄信  享年85歳(生きていれば102歳)
魏瑞鷹  享年50歳(生きていれば55歳)


文麗(35)が最高すぎる。
天授の儀の辺じゃ38だぜ・・・


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